デジタル時代において、税理士事務所が効果的なホームページ作成を行うには、
基本的なWEB用語の理解が不可欠です。
インターネット上でのマーケティングやコミュニケーションは日々進化しており、
最新のトレンドに遅れないように常に情報を更新することが重要です。
そこで今回、税理士が知っておきたいWEB用語を、順を追って解説します。
1. Webサーバー
Webサーバーは、ホームページを公開するために不可欠な「箱」のようなものです。
ユーザーの閲覧要求を受けて、適切なデータをユーザーのコンピュータやスマートフォンに送信します。
これにより、ブラウザでサイトが表示されます。
2. レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインは、デバイスに合わせて最適なページ表示を可能にする技術です。
これにより、パソコン、タブレット、スマホで同一URLのページが、見やすい形で表示されます。
3. SSL
SSLは、ウェブサイトのデータ通信を暗号化し、安全性を高める技術です。
最近では、特にセキュリティに関心の高いユーザーが多いため、SSLの導入は必須となっています。
4. CMS(Content Management System)
CMSは、ウェブサイトのコンテンツを簡単に更新・管理するためのシステムです。
代表的なCMSには「WordPress」があり、ユーザーが自ら容易にコンテンツの更新を行えるようになっています。
5. SEO(Search Engine Optimization)
SEOは、Googleなどの検索エンジンで、特定のキーワード検索時にウェブサイトが上位に表示されるよう最適化する一連の施策です。税理士事務所にとっても、潜在的なクライアントに見つけてもらうために重要です。
6. SEM(Search Engine Marketing)
SEMは、SEOを含む広義の検索エンジンマーケティングを指します。
Google広告やYahoo!広告などのリスティング広告も含まれ、これらを通じて集客を図ります。
7. ランディングページ
SEMは、SEOを含む広義の検索エンジンマーケティングを指します。
Google広告やYahoo!広告などのリスティング広告ランディングページは、
ユーザーがウェブサイトに訪れた際に最初に目にするページです。
このページの設計は、ユーザーの関心を引き、申し込みや購入に結びつけることが重要です。
8. アクセス解析
ウェブサイトへの訪問者の行動を分析することを指します。
Googleアナリティクスなどのツールを用いて、訪問者の行動パターンを理解し、
サイトの改善に役立てます。
以上が、税理士事務所が知っておくべきWEB用語の8選です。
これらの用語は、ホームページ制作会社任せにするのではなく、
最低限、税理士事務所の皆様に知っておいていただきたい用語となります。
特に税理士事務所のようなプロフェッショナルサービスを提供する業界では、
信頼と専門性をオンラインで示すことが重要です。
これらの用語の基本を押さえ、定期的に最新の情報を得ることで、
競争が激化するデジタルマーケットにおいても効果的に自己をアピールし、
新たなクライアント獲得へとつなげることができるでしょう。
また、今回紹介した用語は基本的なものに過ぎません。
WEB技術は日々進化しており、新しい概念やツールが続々と登場しています。
コラムの内容と若干異なりますが、動画でも解説しています。
執筆者紹介
- 株式会社FIS DESIGNS 代表取締役
独立前は、「楽天ビジネス」にて税理士事務所を
中心に士業事務所を担当。
2013年に税理士特化型WEB制作会社FIS DESIGNS
の代表取締役に就任。
300事務所以上の税理士事務所のホームページ制作や、
WEBコンサルティングに従事。
2019年に、税理士向けセミナーポータルサイトの
「セミナーBOOK」の創立に参画。
税理士向けセミナー講演も多数行い、税理士事務所のWEB戦略推進に
日々邁進している。