多くの税理士事務所が、自社のコラムを活用してSEO順位を上げようと取り組んでいます。
しかし、努力してもなかなか結果が出ないという悩みを持つ方も多いようです。
実際、ある企業から「コラムを書いているのに順位が上がらない」という相談を受けました。
これにはいくつかの原因が考えられます。
まず最初に確認すべきは「どのキーワードで上位を狙っているのか」という点です。
SEOの基本は、適切なキーワードを選び、それに基づいた記事を作成することから始まります。
例えば、キーワードが競争の激しいものだと、どれだけ頑張っても大手企業や官公庁サイトに負けてしまうことがあります。
SEO戦略のポイント
SEOの順位を上げるためには、以下のようなステップが有効です。
1. キーワードの選定:
- まず、狙いたいキーワードを決めましょう。その際、Googleのキーワードプランナーを使って検索ボリュームや競合の強さを確認することが大切です。
- キーワード選定後、そのキーワードで実際に検索してみて、大手サイトや官公庁系のページが上位に表示されていないかを確認します。
2. 競合の調査:
- 自分が狙うキーワードに対して、どのような競合がいるかを把握しましょう。競合が強い場合、別のキーワードを選ぶか、違ったアプローチを取る必要があります。
長いまとめ記事の効果
次に重要なのは「まとめ記事を作ること」です。
多くの人は、長い記事は読まれないと思いがちですが、実はSEOに非常に効果的です。
検索する人は、何かしらの問題解決を求めており、複数の関連情報が一つの記事にまとめられていると、ユーザーの満足度が高くなります。
結果的に、サイトの滞在時間が増え、Googleの評価も上がるのです。
加えて、記事に目次をつけることで、ユーザーが必要な情報を簡単に見つけられるように工夫することも重要です。
これにより、読者の満足度が向上し、離脱率を下げることができます。
実際に成功した事例
ある企業では、「役員貸付金」に関するLP(ランディングページ)を作成し、SEO対策を行いましたが、検索順位が20位〜30位から上がらず、問い合わせも増えませんでした。
そこで、弊社から長いまとめ記事を作成し、その中に関連する情報を網羅的に掲載する方法を提案しました。
結果、そのまとめ記事を作成してから、順位が大幅に上昇し、現在では「役員貸付金」の検索で3位にランクインしています。
お客様の目標であった「10位以内に入る」という目標を達成し、問い合わせ数も増加しました。
まとめ
SEO対策において、ただコラムを書くことだけでは十分ではありません。
正しいキーワード選定や競合調査を行い、ユーザーが求める情報を網羅的に提供する「まとめ記事」の作成が重要です。
また、記事内に目次をつけるなど、読みやすさにも配慮することが成功の鍵となります。
もし「コラムを書いても順位が上がらない」と感じている税理士事務所の方がいれば、ぜひこの方法を試してみてください。
まとめ記事の効果を実感できるはずです。
最後に、SEOやWEB集客に関するご相談があれば、ぜひFIS DESIGNSにご連絡ください。
あなたの事務所の成長をサポートいたします!
今回のコラムの内容を、動画でも解説しています。
執筆者紹介
- 株式会社FIS DESIGNS 代表取締役
独立前は、「楽天ビジネス」にて税理士事務所を
中心に士業事務所を担当。
2013年に税理士特化型WEB制作会社FIS DESIGNS
の代表取締役に就任。
300事務所以上の税理士事務所のホームページ制作や、
WEBコンサルティングに従事。
2019年に、税理士向けセミナーポータルサイトの
「セミナーBOOK」の創立に参画。
税理士向けセミナー講演も多数行い、税理士事務所のWEB戦略推進に
日々邁進している。